Thursday, December 19, 2019

【吉田輝和の絵日記】『シヴィライゼーション VI』集落から大都市へ!シリーズ初心者がハマった文明育成 - Game*Spark


今回プレイするのは、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』のPlayStation 4版。本作は、歴史と文明をテーマにしたターン制ストラテジーです。プレイヤーは、ひとつの国家の指導者として自国の文明を1ターンずつ発展させながら、勝利を掴むためにCPUまたは他のプレイヤーの国家と競い合うことになります。

ざっくり言っちゃうと「文明を発展させていくボードゲーム」です。

ニンテンドースイッチ/PC版は発売されていたのですが、この度、PS4/Xbox One版(Xbox One版はダウンロード専売)でも発売されました。というわけで今回、僕がプレイすることになったというわけです。

ちなみに本作には、新しい指導者、文明、シナリオが楽しめる4つのDLCが搭載されているのですが、さらにPS4版では追加で3名の指導者と、2つのDLCが収録されています。豪華っ!


実は『シヴィライゼーション』シリーズは未経験。でも、ハマり過ぎて日常生活に支障をきたす人が続出するほどの中毒性が高いゲームなのは知っています。僕の周りにも、その沼にズブズブハマっていった奴らがいます。恐ろしや……

僕もその沼に一歩踏み出してみようと思います!

好みの指導者を選んで都市づくり!



最大4人まで参加可能な対戦マルチプレイモードもあるのだが、基本を覚えるためにシングルモードからプレイしていこうと思う。CPUとの4人対戦だ。

「ゲームを作成」を選択すると、指導者やマップのサイズなどを自由に変更出来る。「今すぐプレイ」の場合は、設定変更の必要はなく、サクッとゲームを始められる。

アレキサンドロスやギルガメッシュ、クレオパトラ、始皇帝など、それぞれ特有の能力を持った指導者が多数用意されている。歴史に疎い僕でも知っている人達だ!


僕は「今すぐプレイ」を選んだので、カナダ帝国のウィルフリッド・ローリエとしてプレイすることになった。知らない人だ……。

ゲームの勝利条件は、制覇による勝利以外にも、科学による勝利、外交による勝利、文化による勝利など複数あり、いずれかの条件を先に満たしたプレイヤーの勝利となる。

うむ、あんまり理解はしていないが、とりあえずスタートだ!


線で囲まれているのが自国の領土。真ん中にあるのが我が都市だ。

文明を発展させるためには領土を広げていく必要がある。

最初から配置されていた戦士のユニットで周辺を散策していると……


早速敵キャラの登場!蛮族だ。


初の敵対勢力出現にビビるおじさんだったが、こちらを伺うだけでひとまずは帰っていった。いずれ来る戦いに備えて、兵力を増強する必要があるだろう。


序盤の生産可能なユニットは、近接戦闘が得意な戦士、新しい都市が建設出来る開拓者、資源の収集が出来る労働者などだ。

都市ではユニットの生産だけではなく、モニュメントや穀物庫などの建造物の建設も可能だ。建てた建造物に応じて新しい技術が解放されたり、生産力などのポイントがプラスされる。

蛮族に対抗する為に兵力をアップさせるか、他の指導者に取られない内に領土を広げるか……生産には数ターンかかってしまうので、どのユニットから生産していけばいいか悩ましいところだ。


そんな時に役立つのが助言者さん。彼女は、システム的な説明や、どのユニットを生産するのがおすすめなのか教えてくれる、チュートリアルキャラなのだ。

彼女の現在のおすすめは、蛮族は無視し、開拓者を生産して領土を広げることのようだ。


何にも知らない無能指導者と言われているようで、助言者に嫉妬するおじさん……

文明を築いて領土拡大!



その後、何度か蛮族がやって来たのだが、争いを仕掛けてくる様子はない。助言者さんの読み通りだ。

ひとまず安心して自分の領土を広げていける。


お金を払うと自領に近接するマス目を購入出来る。マス目ごとに、鉱山や家畜などの資源が配置されている。


開拓者を未開の地に派遣すれば、新たな都市を築ける。

ユニットや建物の生産は都市ごとに行えるので、これで生産力は2倍!やれることが増えてきて、俄然面白くなってきたぜ……!


資源の回収には該当の技術の習得が必要だ。習得には数ターンかかるが、新たなユニットや建物が生産可能になる。

採鉱の技術を習得すれば、青銅器の技術が習得でき、その次は鉄器の技術が……といったように、段階的に技術が進化していく。


こうして文明を築いていくのだ!

国民の心を1つに。他国に立ち向かえ!



開始直後は自領の周りしか表示されていないので、他の指導者(今回はCPU)の姿は見えないが、ゲームを進めていく内に彼らと遭遇し、交流を持てるようになる。


ゲームに勝利するには、他国より早く文化や科学力を高め、何かしらの手段で他国を侵略する必要があるのだが……


実はあの後、蛮族にボコボコにされ、我が国の兵力はボロッカス。なので他の指導者とは争わずに出来るだけ仲良くしたい。

初心者指導者の第一目標は、とりあえず生き残ることだ!媚びへつらっていくぜ!

しかし、他国ばかりにかまけていると、自国がおろそかになり……


せっかく作った都市が反乱を起こす。そして、かつての仲間との戦いが始まってしまう……。どうやら都市の忠誠心が下がり過ぎたようだ。


バラバラになった民の心を取り戻す必要があるのだが、そんなこともあろうかと前もって「吉田の教え」という宗教を起こしていたのだ!(ただの偶然)

宗教を広めることも勝利条件のひとつなので「吉田の教え」が他国にも広まればゲームに勝利出来るのだ。

さあ、自国の民、他国の民よ。髪型をモヒカンにし、偉大なる指導者・吉田を崇めるのだ!


あっ、変な宗教広めるな!って隣国の人に怒られちゃった……。

偉大なる我が国の行末は……



紀元前4000年から始まり、様々な時代を駆け抜け、ついに西暦1900年代に突入した。数千年の年月は、小さな集落を巨大な都市に変化させた。他国と争いも起こさず(蛮族はぶっ潰したけど)、自国に引きこもってコツコツ真面目にやってきた成果だ。

そういえばそのせいで他国とまともに交流をしてなかったな。


時折他国の人間を見かける。外見だけでは文明レベルは判断できないが、我が国だって一生懸命発展してきたんだ。文明レベルはまぁ格下とみていいだろう。

「どんなところで暮らしてるのかな?竪穴式?高床式かな~?」と煽りながら他国を偵察してみると……


あれ?おたくの国、めっちゃ高層ビルとかレジャー施設とか立ち並んでない……?


原始的な生活を送っていたのは我が国の方だった……!ウホウホ……

そして――


現代に突入したところで……突然のゲーム終了!?

どうやら中国帝国が、いつの間にか外交による勝利条件を満たしていたのだ。

僕の敗因は、勝利目標を全く決めていなかったことに尽きる。ついつい国土を豊かにすることばかりで、国の将来や成長方針について何も考えていなかったのだ。本作には、他国の首都を全て侵略する制覇による勝利だけではなく、科学による勝利、宗教による勝利、外交による勝利、文化による勝利、スコアによる勝利などの勝利条件がある。


今回の中国は、あらゆる議案について各国が投票して決議する「世界会議」で、外交的支持を積極的に消費して「外交による勝利ポイント」を得ていた。加えて、災害の支援要請や軍事的支援要請のような緊急事態で最も多くのスコアを得ていたので、さらにそのポイントを積み重ねて勝利したのだ。

僕は、「侵略に備えて軍備ユニットを国境沿いに配備しておこう」と、ライバルたちに軍事行動に警戒はしていたのだが、それ以外の動きは全く考慮してなかった。

こんなふうに平和的に勝利する方法もあるんだな……偉大なる我が国よ、無能指導者でごめんね……。



総ターン数421、1ゲームの総プレイ時間28時間。我が国の敗北で今回のゲームは幕を閉じました。

プレイヤーは、ライバルたちに勝つために文明を発展させていくことになるのですが、このゲームが面白いと感じるのはその勝ち負けというより、少しずつ領土が広がっていく達成感や、敵国にも友好国にもなりうる他国との駆け引きの緊張感、そして時代の経過によって国が発展し、滅亡していくさまが見られるところです。本当にワクワクしました。

今回負けてしまい、残念な気持ちにもなりましたが、それでも前述した面白さが勝り、またもう1ゲーム……またもう1ターン……と手を伸ばしてしまうのです。


なお、本作には、基本ルールを解説してくれるチュートリアルモードがあるうえ、何かわからないことがあればシヴィロペディアと呼ばれる解説書も用意されています。これらのおかげで僕のようなシリーズ未経験者でも安心してプレイできました。


楽しすぎてやめ時が見つからず、深夜まで延々と続けていました。夜食にお菓子とジュースをいっぱい買い込んでて良かったです。

2周目では同じ轍を踏まないように、他国の軍事行動以外の動きにも警戒しつつ、文明を発展させていこうと思います。次こそは負けない……それではまた沼へと沈んでいきます!

『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』は、PS4/Xbox One(ダウンロード専売)/ニンテンドースイッチ/PCを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら

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December 20, 2019 at 10:32AM
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