Saturday, January 25, 2020

ボストン・ダイナミクスの“ロボット犬”、その現場での働きぶりから見えてきたこと(WIRED.jp) - Yahoo!ニュース

一部のアーリーアダプターを対象に2019年9月に市場投入された、“ロボット犬”の異名をもつ四脚ロボット「Spot(スポット)」。Spotを開発したボストン・ダイナミクスはこの数年かけて、棒を振り回す人間をかわしたり、仲間のロボットのためにドアを開けたりするSpotの動画を投稿し続け、大きな注目を浴びてきた。

【動画】ボストン・ダイナミクスのロボット犬「Spot」

そのボストン・ダイナミクスでさえ、驚くほど機敏なこのロボットの最適な用途が何なのか、まだよくわかっていない。例えば、作業現場でのパトロールなどが考えられるだろう。しかし、Spotはこれまでのロボットとは大きく異なるので、同社の幹部は顧客による実証を参考にしながら、Spotが何に役立つのかを判断しようと考えている。

顧客によるSpotの利用が始まって数カ月が過ぎたいま、Spotがどのような仕事に適しているのかわかり始めている。ボストン・ダイナミクスの研究者は、建設会社や採鉱現場などで作業に従事している75台以上のSpotを、注意深く監視してきた(ユーザーのなかには、ディスカバリーチャンネルのテレビシリーズ「怪しい伝説」の司会者アダム・サヴェッジもいる)。そこからは人間とマシン、さらにはマシンとマシンの新たな協力形態のアイデアが浮かび上がってきている。

さらに、Spotのソフトウェア開発キット(SDK)が1月23日にGitHubで公開され、Spotを好みにカスタマイズすることも可能になった。ただし、このSDKにはロボット自体は含まれていない。

地下の採掘現場で活躍

ボストン・ダイナミクスの事業開発担当ヴァイスプレジデントのマイケル・ペリーは、Spotの用途の一例として鉱業の現場を挙げる。

地下の採掘現場では自動運転の車両が導入されるようになっているが、センサーの故障や岩石によるトラックの立ち往生など何か問題が起きた際には、担当者が問題を解決するまで安全のため採掘作業を一時中断する必要がある。この際にSpotを利用すると、担当者は安全な距離からSpotのカメラを通して状況を観察できることに、早期導入したユーザーは気付いた。

「ロボットがほかのロボットに注意を払いながら問題を修復するというアイデアは興味深く、新しい発想とも言えます」と、ペリーは語る。「少し現実離れしていますが、そのような使い方を顧客がどれほどうまく実現するのか楽しみです。想定外の使い方で本当に驚きました」

ロボットが担当するのは汚い・危険・退屈な作業である、という発想は過去の考えにとらわれている。Spotのような最先端のロボットは、人間にはできない仕事(または人間が行うべきではない仕事だ。鉱山の地下に行って自動運転する車両が直面した問題を解決したい人なんているだろうか)に取り組むことができる。

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