南米ペルーからの報道によると、議会が罷免したビスカラ前大統領の代わりに就任したメリノ大統領が15日、在任6日で辞任した。罷免に反対する市民の抗議デモが激化し、治安当局との衝突で2人が死亡するなど混乱が深まっていた。メリノ氏が任命した閣僚13人も辞任を表明した。
メリノ氏は15日「辞任を表明する。平和と国民の結束を祈る」と述べた。2016年以降、失職した大統領は3人目。
デモは罷免後連日行われ、20代の若者2人が胸を撃たれるなどして死亡し、100人以上が負傷した。議会が後任の大統領選任を協議している。
メリノ氏が主導する議会は9日、州知事時代に賄賂を受け取った疑いで、ビスカラ氏を「倫理的不適格」に当たるとして罷免。国会議長だったメリノ氏が10日に大統領に就任した。
だが、ビスカラ氏の疑惑は訴追されておらず、専門家らは罷免手続きは憲法違反だと指摘していた。国際社会からも手続きの正当性やデモ弾圧に懸念の声が出ている。(共同)
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