千葉県匝瑳市では、地域への愛着を深めてもらおうと子どもたちが地元産の食材をふんだんに使ったレシピを考え、給食の時間に味わう取り組みが行われました。
この取り組みは、匝瑳市が市町村合併で誕生してからちょうど17年の記念日となる今月23日に、匝瑳市内の小中学校や幼稚園で行われました。
給食の時間に提供されたのは、『大匝瑳膳』と名付けられた特別メニューです。
市内の小中学生に地元産の食材を使ったレシピを考えてもらい、コンテストで選んだものです。
この取り組みには地元の農家の人たちも協力しています。
メニューのひとつ「カルシウムたっぷり小松菜とじゃこの炒め物」の食材として30キロ分の小松菜を提供した農家の伊藤昌美さんは「自分でも食べておいしいと思う野菜を作っています。給食には安全でおいしいものを届けたい」と話していました。
また「栄養満点!東総とん汁』は有機農法で育てた大豆と米で手作りしたみそが味の決め手になっています。
そのみそを提供した農家の齊藤超さんは「学校給食を通じてみそのことを知ってもらい、食べてもらえることはうれしいし励みになります」と話していました。
農家の人たちの思いがこもった食材を使ってどんなメニューに仕立てあげるのか。
今月18日、市内の学校給食センターで、管理栄養士や調理員が子どものレシピを基に打ち合わせを行いました。
給食では調理してから子どもが食べるまで配膳などで時間がかかるため、たとえば野菜を炒めた場合は水分が出て味を損なってしまいます。
そこで、かたくり粉でとろみをつけて水分が出るのを抑えるなど、いろいろな工夫をして調理することにしました。
特別メニューの給食が提供された日、市内の八日市場小学校では、小松菜の炒め物のレシピを考えた6年生の田山侑希乃さんも実際に味わいました。
田山さんは「お父さんと一緒に試食を繰り返してレシピを考えました。とろみがつくアレンジもされていて、とてもおいしくなっていました」と話していました。
今回の取り組みを担当した学校給食センターの管理栄養士、長井真理子さんは「お米や小松菜などを生産者が直接届けてくれることで調理員の意識も上がります。子どもたちには給食を通じて地域や健康について考えてほしい」と話していました。
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