Wednesday, February 19, 2020

誰でも安心して食事を 材料明記し販売 - 中日新聞

(上)ハラールに対応したカレーを提供する、インド料理店「アザーン」のスタッフ(左)=野々市市本町で(下)開発したドレッシングのラベル。原材料を明記している(1・2・3Labo提供)

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 北陸地方の農家やレストランなどでつくる非営利団体「1(ヒ)・2(フ)・3Labo(ミラボ)」(野々市市本町)が、多様な食文化の人が安心して食べ物を選べる場をつくる「シェアテーブル」を進めている。訪日外国人の増加によるビーガン(完全菜食主義)やハラール(イスラム食)など食のルールの多様化を受け、原材料を明記した商品の販売や料理教室を開いている。(都沙羅)

野々市の非営利団体「異なるルールに対応」

 十六日には、同町であったマルシェに出店。来場客に地元農家が作った野菜やイスラム教の教えに従った餌を食べた鶏肉のカレーなどを販売した。

 ヒフミラボは昨夏、料理研究家の菊地代緒恵(よしえ)さんらが設立。シェアテーブルはあらゆる食のルールを持つ人たちが一緒に食事を楽しむという意味を込めている。国連の持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))のうち、「人や国の不平等をなくそう」など七つの目標を理念に掲げる。

 金沢市の「二塚からしな倶楽部」や富山県南砺市で五箇山豆腐を作る「ねこのくら工房」など、石川、富山両県を中心に十三団体がラボに加入。二月から白山市のインド料理店「アザーン」も加わり、ハラールの普及にも力を入れ始めた。

 菊地さんは「人それぞれ異なる食のルールに、当たり前に対応できる社会を目指したい」と話す。ビーガンの人がうどん屋に入る際、だしが魚介ベースだと食べることができないなど、食べ物や買い物で困る姿を見てきた。

 主に北陸地方で、植物性の食材だけで作る料理を教えたり、加入団体の食品を販売する。商品開発もしており、三月には市特産のヤーコンを使ったビーガン向けドレッシングを販売する。

 菊地さんは「食のルールは画一化できなくなっている。誰もが一緒に食事を楽しめる場をつくりたい」と話している。

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