Thursday, April 30, 2020

豪鉄鉱石大手会長、中国製検査キット1000万個確保 外交論争よそに - AFPBB News

【4月30日 AFP】オーストラリアと中国が外交論争を繰り広げる中、豪鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)のアンドリュー・フォレスト(Andrew Forrest)会長は29日、新型コロナウイルスの検査キット1000万個を中国からオーストラリアに輸入する契約を結んだと明らかにした。

 フォレスト氏によると、購入先は中国のゲノム解析大手、華大基因(BGI)グループ。検査キットをめぐって激しい争奪戦が起きる中、競合する供給業者よりも大幅に安い価格で検査キットを購入する契約を、人脈を駆使して取り付けたという。

 オーストラリアは新型ウイルスの封じ込めにおいて世界で最も成功を収めている国の一つ。人口は約2500万人で、これまでにおよそ50万件の検査を行ってきた。

 グレッグ・ハント(Greg Hunt)保健相は、フォレスト氏が発注した検査キットが納入されれば、同国の感染者追跡政策は劇的に改善し、経済活動の再開に必要な監視システムの構築にも役立つだろうと語った。

 オーストラリアは中国に対し、新型ウイルスの流行がどうやって、中国・武漢(Wuhan)での流行から世界的な大流行へと変化したのかについての独立調査を要求したが、中国政府は怒りもあらわにはねつけた。

 成競業(Cheng Jingye)駐豪中国大使は今週、調査の要求を続ければ、中国人は報復として輸入などのボイコットを展開するかもしれないとけん制。豪当局からの公の非難を招いた。

 しかし、中豪政府の間で非難の応酬が交わされた数時間後、龍舟(Zhou Long)駐メルボルン中国総領事が検査キット輸入契約の発表会見に出席し、今回の契約を中豪両国の「友好と協力」のたまものと呼んだ。

 オーストラリアの巨大な採鉱産業が中国企業に深く依存する一方、中国側も急速な経済成長とインフラ開発を後押しするため、オーストラリアの資源を頼ってきた。

 フォレスト氏によると、同氏の「ミンダルー基金(Minderoo Foundation)」は検査キットの購入プロジェクトを支援するため、3億2000万オーストラリア・ドル(約220億円)を確保しているという。検査キットの購入代金は最終的に、税金から払い戻されるという。(c)AFP

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April 30, 2020 at 02:54PM
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