Wednesday, May 20, 2020

有機EL材料首位の米UDC、20年業績見通しを撤回(LIMO) - Yahoo!ニュース

 有機EL用燐光発光材料メーカーのユニバーサルディスプレイコーポレーション(UDC、米ニュージャージー州)は、2月に公表した2020年の業績見通しを撤回した。当初は前年比6~16%増となる売上高4.3億~4.7億ドルを計画し、2月時点では新型コロナウイルスが年間で売り上げの約10%(4000万~5000万ドル)の押し下げ要因になると想定していたが、状況がさらに悪化した。

1~3月期は28%増収と好調

 業績の前提として、同社は「21年末までに世界の有機ELディスプレーの生産能力がインストールベースで19年末比5割増加する」と見込んでいた。この見方は変えていないものの、コロナ禍で「タイミングに影響を受ける可能性があり流動的」と述べた。  このほど発表した20年1~3月期の業績は、売上高が前年同期比28%増の1.12億ドル、営業利益は同30%増の4451万ドル、純利益は同21%増の3816万ドルと好調だった。このうち発光材料の売上高は同22%増の6658万ドル、ライセンス収入は同42%増の4308万ドルだった。発光材料のうち、黄緑色を含めた緑色発光材料の売上高は同26%増の約5260万ドル、赤色発光材料は同9%増の約1390万ドルだった。

前倒し需要が業績を押し上げ

 20年1~3月期の売り上げに関して、19年10~12月期に中国最大のディスプレーメーカーであるBOEが安全在庫として購入した2400万ドル分があったことに加え、20年1~3月期にも顧客が備蓄のために約2000万ドル分を先行購入した。これらが20年1~3月期の業績を押し上げる要因になった。  また、5Gスマートフォンの増加に伴う需要増に備え、数カ月前から香港に新オフィスを開設し、韓国ではアプリケーションラボを立ち上げて認定の初期段階にきている。青色の燐光発光材料の開発および有機蒸気ジェット印刷技術「OVJP(Organic Vapor Jet Printing)」に関しては「すばらしい進歩を遂げている」と説明するにとどめ、商品化時期には言及しなかった。

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