それぞれが製作したマスクを手にする「たんぽぽ」のメンバーたち=同区多摩美で |
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「マスクを作って地域に貢献しませんか」−。高齢者の生活などを支援している川崎市麻生区千代ケ丘の高石地域包括支援センターは、新型コロナウイルスの影響で外出自粛中のお年寄りや主婦らに手作りマスクを通じた社会貢献活動への参加を呼びかけている。材料の調達から製作、マスクの配布まですべて地域住民で手がける。「コロナに負けるな!」を合言葉に、「私も役に立ちたい」という賛同者は後を絶たない。(安田栄治)
活動のきっかけは四月に発令された政府の緊急事態宣言だった。以来、区内で行っていたヨガや各種の体操教室、集会などがすべて中止となり、お年寄りの行く場がなくなった。
同センターで地域支援強化要員を務める介護福祉士の倉石知恵美さんは「お年寄りが人と話さなくなったり、外出しなくなったりすると活気がなくなり、生活の質が落ちる。このままでは大変なことになる」と慌てたという。
マスクが手に入りづらい時期に、地域で裁縫のボランティア活動をしている人から手作りマスク数十枚が届けられたことで背中を押され、必要な人と作りたい人が一緒に活動する「手作りマスクで広がる輪プロジェクト」を立ち上げた。
プロジェクトで作られたパンダやウルトラマンの絵柄の子ども用マスク=麻生区の高石地域包括支援センターで |
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マスク製作や材料の提供などを呼び掛けると、賛同者は瞬く間に増え続けた。五月中旬までに活動メンバーは区内の二十〜八十代の女性を中心に三十人を超え、今も増えている。これまでにマスク六百枚(子ども用二百枚)を製作し、地域の高齢者施設や子ども食堂、小学校のわくわくプラザなどに無料配布している。
手芸ボランティア「たんぽぽ」(同区多摩美)も当初から活動を支えているグループの一つ。市橋由美子さん(81)は「家庭で生き生きとした時間を過ごしています。地域の役に立てるのがうれしいし、みなさんも喜んでくれる。良い仕事を与えてくれてありがたい」と目を細める。
同センターでは今後、ペットボトルやタオルを使って自宅で気軽にできる体操なども紹介していく予定。倉石さんは「皆さん、外出自粛が長引いたことで人と関わることの大切さを感じています。当たり前のことができる喜びもあるようです。プロジェクトは、負担なく無理なくできる活動として今後も続けていきたい」と話している。
同プロジェクトなどの問い合わせは、高石地域包括支援センター=電044(959)6020=へ。
お気に入りの手作りマスクをして室内で遊ぶ少女(手芸ボランティアグループ「たんぽぽ」提供) |
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May 18, 2020 at 05:23AM
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新型コロナ>マスク作りで広がる輪 材料調達から製作、配布まで 麻生・高石地域包括支援センター:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞
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