モスフードサービスは23日、動物性の材料を使わないハンバーガーを26日から一部店舗で販売すると発表した。パティは肉のかわりに大豆由来の植物性たんぱく、こんにゃくやキャベツを使用。バンズ（パン）部分も卵や乳製品を使わず、ほうれん草を練り込み、ふんわりとした食感と野菜の風味を感じられるようにした。販売状況に応じて、5月ころから全国で販売する。
パティには大豆の植物性たんぱく質を主原料にした代替肉、バンズ（パン）にはほうれん草を練り込んだ
新たに販売を始める「グリーンバーガー」は、動物性の食材に加え、アジア圏の菜食主義者が食べるのを避けるタマネギやにんにくなども使用していない。訪日外国人客の増加や、食習慣の多様化などに対応し、環境、健康に優しい商品として打ち出す。価格は税別538円。
モスバーガー大崎店、秋葉原末広町店など9店舗で販売し、5月末には全国展開を計画する。
海外では健康志向や環境負荷の少なさから、代替肉を選ぶ消費者が広がり、飲食チェーンでも関連商品を投入する例が増えている。ただ、全ての食材で動物性の食材を使わないのは珍しい。
モスフードは従来から大豆を使った「ソイパティ」などを手がけてきたこともあり、新たな商品で健康や環境志向に対する潜在的な消費者ニーズを掘り起こす考えだ。
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March 23, 2020 at 02:58PM
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モス、動物性材料ゼロの新バーガーを試験販売 - 日本経済新聞
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