高温超電導材料の発見（1986年） - 日本経済新聞

20世紀の社会に大きな影響を与えた研究成果の1つが高温超電導材料の発見だ。電気抵抗がゼロになる超電導現象は絶対零度（セ氏零下273度）に近い極低温でしか起きないと思われたが、1986年に米IBMの研究者がセラミックス系材料で高温超電導物質を発見し、世界中の研究者が確認作業に乗り出した。

東京大学の田中昭二教授（当時）が高温での超電導現象を確かめたことをきっかけに、新材料の開発競争が始まった。87…

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July 24, 2020
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