Tuesday, May 5, 2020

米雇用統計を通過すればしばらく暴落材料はない - iFOREX

今年の2月下旬から3月下旬まで約1ヶ月株式市場が大暴落したが、その後1ヶ月余りは比較的落ち着いた相場が続いてきた。そして4月以降大幅悪化した各国の経済指標が発表されても再度の暴落は起こらなかった。今週発表される米雇用統計を無事通過すれば、この後しばらく目立った暴落材料はなくなる。

経済指標の悪化には動ぜず

2020年になってCOVID-19(新型コロナウイルス)が世界的に猛威を振るい、世界中の経済や株式市場に甚大な影響が出ている。COVID-19が中国で広まり始めた1月下旬からしばらくの間は株式市場に影響はなかったものの、2月下旬になって突然世界中の市場で大暴落が始まった。


暴落は約1ヶ月続き、3月16日にはNYダウが1日で2,997ドル安と過去最大の下落幅を記録。1ヶ月間の最大時でダウが10,000ドル以上下落と、歴史的な下げ幅となった。しかし3月になるとFRBや各国中銀が過去見られなかったほどの大規模金融緩和を発表し、米政府も経済下支えのために2兆ドル規模の経済対策案を打ち出した。


これらの対策もあって3月下旬以降暴落は止まり、しばらくリバウンドした後4月中旬以降はかなり相場が落ち着いてきている。


とはいえ4月から5月上旬現在まで、暴落になりうる材料が全くなかったわけではない。4月以降は各国の3~4月の経済指標発表が増え、多くの国でCOVID-19対策の自粛やロックダウン(封鎖)が実施された影響で大幅に悪化した数字が発表された。また4月後半から米や各国企業の1~3月期決算発表シーズンに入り、こちらでも多くの業界で業績が大幅に悪化した企業が多く出た。


だがこういった経済指標や企業業績の悪化にも、市場は大きく動じなかった。3月に自粛やロックダウンを開始した時点で、経済指標や企業業績の大幅悪化は市場が織り込んでいたと見ることができる。


今週は6日水曜に米4月ADP雇用統計が、8日金曜には米4月雇用統計が発表される。どちらも前月比約2,100万人減とこれまでの最大記録を遥かに上回る、すさまじい数の雇用減が予想されている。


これら2種の雇用統計が予想よりさらに悪ければ、暴落が起こる可能性がある。だが米雇用統計を無事通過するとその後しばらく目立った暴落材料は見られない。各国の1~3月期決算発表はかなり進んでおり、アメリカでもAmazonやAppleといった大手IT企業の発表はすでに終わった。


今後しばらくの間暴落材料がないため、5月以降数ヶ月間は落ち着いた相場が続くことが予想できる。ただしCOVID-19のパンデミックはまだ世界で続いており、終息にはほど遠い。各国は経済活動再開を始めており、そのために感染者数が再度激増することもありえる。


そうなったらまたロックダウンを強化せねばならず、それが暴落材料になる可能性がある。またCOVID-19の影響で旅行、飲食、小売業界などを中心に、各国で倒産が続出している。今後世界的に名の知れた企業が倒産した場合、それも暴落のトリガーになる可能性は否定できない。

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