東京外国為替市場ではドル・円相場が反落。前日発表された良好な米経済指標や米長期金利の上昇を背景に一時約3週間ぶりに1ドル=108円台に乗せたが、新型コロナウイルスの感染再拡大や米中関係など懸念材料がくすぶる中、日本株の下落に伴い売り優勢に転じた。
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市場関係者の見方
FXプライムbyGMOの上田真理人常務取締役
- 108円に乗せて達成感が出たところに輸出が売っているとの話もあり、そこにあえて立ち向かっていくほどの材料がない
- 感染再拡大は不安だが、経済は思ったほど悪くない数字が出ており、センチメントはころころ変わるが大きなうねりにならず、ポジションが溜まったら逆に動くパターン
- 国家安全法は香港にとって非常に危うい材料。ただ、米中対立がいきなり先鋭化するとも考えにくく、ドル・円は重たいが、これで2円も3円も動く感じではない
ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト
- 米指標がいくら良いといっても、感染第2波や米中関係悪化と言っている中で、ずっと楽観的になれる材料でもない。市場参加者もドル・円が上がっているから乗っかるが、どこかで離脱しなければならないとずっと意識していただろう
- きのうは英国の インフラ投資計画の話に月末フローも重なり、ポンド高に大きく振れたが、EU(欧州連合)や米国との貿易問題などネガティブな部分に焦点があたる局面が来れば、下がる可能性が高いだろう
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト
- 日銀短観で動いた感じはない
- 108円台乗せは、リスクオンで上がったというよりは、下を試したが抜け切れず、そのポジション調整が続いている感じ。コロナ第2波や経済への警戒、米中懸念などある中で、リスク回避の円高への警戒も残るため、上は徐々に重くなるだろう
背景
- 米10年債利回りは1日のアジア時間の取引で一時2.6bp高の0.682%。一方、米株価指数先物は下落。小幅高で開始した日経平均株価も下げに転じ、前日比166円安で終了
- 中国国務院新聞弁公室は1日、香港国家安全維持法に関する会見で、米国が措置を講じるなら中国政府と香港政府も相応に報いると言明
- 香港警察は同日、香港独立の旗を所持していた疑いで男1人を逮捕したと 発表-国家安全維持法施行後で初
- トランプ米大統領は6月30日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の現状を見て、「中国への私の怒りは増大している」とツイート
- 6月30日発表の6月の米消費者信頼感指数は2011年以来の大幅上昇。この日発表される6月の米ISM(供給管理協会)製造業指数は49.7と前月の43.1から改善の予想
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July 01, 2020 at 10:22AM
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ドル・円反落、一時108円乗せもコロナ第2波や米中対立懸念くすぶる - ブルームバーグ
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