29日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場（気配値）は、手掛かり材料が乏しい中、1ドル＝107円台前半の比較的狭い値幅でもみ合った。正午現在は107円17～17銭と前週末（午後5時、106円98～98銭）比19銭のドル高・円安。 107円10銭台で始まり、朝方はドル買いがやや先行。さらに日経平均株価の下げ幅縮小や時間外取引での米長期金利の上昇などを受け、一時107円30銭台後半を付けた。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念などから「107円台半ばでは上値が重く、利益確定のドル売りも目立つ」（邦銀）状況で、107円20銭前後まで押し戻された。 金融市場の混乱に備えた「有事のドル買い」と安全資産である円買いは並行して進むため、ドル円相場は方向感が定まりづらい地合いとなっている。また今週は、米国でサプライ管理協会（ISM）の6月製造業景気指数や6月雇用統計といった主要経済指標の発表が予定される。市場では「指標の結果を見て経済情勢を判断したい」（資産運用会社）として、積極的な取引を控える雰囲気も広がる。 ユーロは朝方に比べ対円で上昇、対ドルでは小幅高。正午現在、対円は1ユーロ＝120円49～49銭（前週末午後5時、120円06～11銭）、対ドルは1ユーロ＝1．1242～1243ドル（同、1．1224～1224ドル）。
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June 29, 2020 at 10:31AM
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〔東京外為〕ドル、107円台前半＝材料不足でもみ合い（29日正午）（時事通信） - Yahoo!ニュース
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